ウェブ解析士のNow Hereな日々

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SEOで押さえておくべき4つのポイント

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SEOが大事と言われて久しいですが

具体的にどう考えれば良いのか、

どのポイントを見れば良いのか、

どう対策すれば良いのかわからない方もいるでしょう。

 

そこで、今回はSEOのプロから聞いた押さえておくべきポイントを紹介します。

 

とその前にSEOにかかわらずWEBにおいて大事なポイントをお伝えします。

 

「高品質なサイトが、より上位に表示」

それは、

検索ユーザーにとって「価値のあるオリジナルコンテンツの質」が求められている

ということですね。

これはあらゆるビジネスに言えることではありますが、WEBではその重要性は特に高いです。

 

実際にGoogleは今年2月に下記を発表し、まとめサイトの検索順位を下げるアルゴリズムに変更しました。

今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

 

高品質なサイト=ユーザーにとって価値のあるオリジナルコンテンツの質を提供しているサイトというわけですね。

 

では、このことを意識した上でSEOでの大事なポイントを見ていきましょう。

 

1. 検索クエリタイプと自社のコンテンツをマッチさせる

検索キーワードのことを検索クエリと呼びます。

その検索クエリには下記の3つのタイプがあり、それを自社コンテンツにしっかり合わせましょう!というのが1つ目のポイントです。

 

検索クエリタイプ 

①Doクエリ:アクションを起こすキーワード(購入、登録、ダウンロード等)

②Knowクエリ:知識やノウハウを探すキーワード

③Goクエリ:特定のブランドやサイトにいくキーワード

 

これにより引き起こされる問題が「LPズレによる評価分散」です。

(※LP:ユーザーが検索しクリックして訪問した最初のページ。ランディングページの略)

具体的には

・キーワードマッピングの戦略がなく LPがマッチしていない

・キーワードに対する自社のコンテンツが複数マッチして定まらない

などが挙げられます。

 

対策としては、

「丁寧に検索クエリにマッチしたコンテンツに修正・調整する」ことを地道にやっていきましょう。

 

2. 順位は変動するもの。大きく見る

2つ目は「検索順位は変動するもの。大きく見る」です。

日々の順位の上下で一喜一憂するのではなく、1週間、1ヶ月と大きく見ていきましょう。

 

その際に下記の2点が重要になります。

・必ず競合と合わせて見る

・一時的か評価が変化したかを見極める

 

これは事例を分けて説明します。

 

事例1:順位が下がり続けている場合

・順位が変動した場合は「競合サイト」と合わせて確認し、全体が動いているのか、自社だけが動いているのかを確認する

・他社が上がり、自社が下がっているなど明らかに評価が入れ替わっている場合は対策を行う必要がある

 

事例2:評価分散シグナル(自社だけ下落、または停滞している)

・評価分散シグナルの発生により下落、停滞しているのかを見極める。

・評価分散しているページを確認し、検索結果に表示させるべきページがクエリに対してしっかり区別、認識できるよう対策する。

・この場合はタイトルを最適化やコンテンツの評価を1ページに集中させることが対策となります。

 

3. 競合比較から自社分析を行う

競合サイトとの比較をする必要性は大きく2つあります。

 

必要性1:順位チェックは競合と合わせて見ることで検索エンジンからの評価バランスを読み取る

→自社だけのデータを追っていても、 評価の判断ができない

 

必要性2:自社と競合の強み・弱みを把握する

→競合の強いキーワード群、自社の弱いキーワード群をチェックし、差がついているポイントを対策する。これが全体の評価底上げにつながります。

4. ローカル検索の理解

ローカル検索とはキーワードによってユーザーの検索している地域の情報が考慮され、検索結果に反映される仕組みです。

つまり、サイト管理者がチェックしている順位と、ユーザーが検索した順位と異なっている場合があるのです。

 

下記が特に影響のあるキーワードカテゴリになります。

  • 飲食店(居酒屋、レストラン、カフェ、ラーメン店など)
  • 教育施設(塾、カルチャーセンター、英会話、パソコンスクールなど)
  • 医療施設(病院、眼科、耳鼻科、歯科、整骨院など)
  • 地域に密着する店舗(美容院、ネイルサロン、スーパーマーケット、クリーニングなど)
  • 士業(弁護士、税理士など)
  • 地域で緊急対応が必要な業態(鍵修理、水のトラブルなど)
  • 地域名で検索されるポータルサイト(不動産、人材・求人ポータルなど)

 

この4つ目は複数の地域でのサイトを運用されている方向けですが、とても大切な視点ですので是非とも頭に入れておいてください。

 

まとめ

かなり長くなりましたら、まとめると下記になります。

 

  • LPズレを調整する(検索クエリタイプを意識する)
  • 順位の変化は必ず競合と合わせて見る
  • 自社にネガティブな変動パターンを読み取る
  • 競合の強み・自社の弱みを把握し、コンテンツの強化に繋げる
  • 下層ページの評価を上げ、トップページの順位を上げていく

 

一つ一つ地道な作業ではありますが、WEBにおいてはどれも大事なポイントです!

できるところからで構いませんので、是非とも実践してみてください。

 

以上、SEOで押さえておくべき4つのポイントでした。