ウェブ解析士のNow Hereな日々

地域ビジネスプロデュースをテーマにデジタルマーケティング解析をしています。

ウェブ解析士から見たウェブコンサルティング〜全体像〜

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本記事ではウェブコンサルティングの全体像について書きます。

 

まずウェブ解析士として大事なことは

単にウェブサイトを改善するのではなく、その企業をどうすればよくできるのか、どうすればお客様はその企業を大好きになってくれるのかの目的意識をもってビジネスを改善していく」

という視点です。

 

ウェブ解析士というとHPを診断する人と思われがちですが、

実際に行っている仕事は企業のビジネス全体までしっかり把握しその上でPDCAを回していきます。

これが一番伝えたいポイントですね!

 

では、具体的にどうしていくかという大きく分けて4つのステップがあります。

 

①事業の情報収集

②全体の集客構造を知る

③ウェブの構造を知る

④正しいデータを得るツールの設定をする



①事業の情報収集

いきなりHPを見るのではなく、まずはしっかりをお客様を理解すること、これがまずすることですね。

 

 ・ビジョン、目標

 ・ビジネスモデル、プロダクト

 ・コンバージョンはどんな手段があるのか

 ・コンバージョン後収益を得るまでにどのようなプロセスがあるか

 ・今までの顧客獲得方法

 ・今どのようなチャレンジをしているのか

 ・何が課題なのか

 ・競合

 ・ユーザー像、サイト活用度、リピート率

 

 ※マーケティングや事業の状況を把握するために組織とウェブ解析担当との人間関係や情報が伝わるフローが大事になってきます。

②全体の集客構造を知る

①での「今までの顧客獲得方法」をより詳しく理解していきます。

 

 ウェブ

 ・いつメールマガジンを配信しているか

 ・リスティングはどう運用されているか

 

 ウェブ以外

 ・DMやチラシなどの紙媒体の発行頻度、発行量、売上への貢献度

 ・広報活動はどのように行われているか

 ・広告宣伝はどのような頻度で何を行っているか、成果はどの程度あるか

 

※何をいつ実施したかの情報をもらえるようにすることが大事になります。

 

③ウェブの構造を知る

ここでようやくサイトを見ていきます。

 

 ・サイトフロー

 ・リンクの構造

 ・ユーザビリティ

 ・ウェブサイトは想いを伝えるためにどんな役割を果たしているか

 

 ※ウェブサイトのディレクトリの構造に注意

 ※システムの仕組みやパラメータの動きの把握が大事になります。

 

④正しいデータを得るツールの設定をする

ここまでの流れで

その企業が何をビジョンとしているのか、そのためにサイトはどういう役割を担っているのかを理解することができたので、それらの指標となるコンバージョンを設定していきます。

新たに設定が必要な項目も出てくるでしょう。

 

 ・排除IP設定:企業が接続する時に使用するIPアドレスを登録

   (任意のブラウザのアクセスをカウントしない設定ができる広告効果測定ツールも)

 ・コンバージョンの設定



まとめますと本記事で言いたかったことは

・ウェブ解析は事業の改善に生かすことが役割

・ウェブから得られるものはお客様の声

の2点です。


どうすればお客様はその企業を大好きになってくれるのか」の視点を大事にしてください。