ウェブ解析士のNow Hereな日々

地域ビジネスプロデュースをテーマにデジタルマーケティング解析をしています。

母校とのご縁♪

本日高校の同窓会の九州版のホームページが公開になりました!

 

九州かたばみ会

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部分的ではありますが、制作に携わることができました。

 

今回お手伝いさせていただくきっかけは先月末のプチ同窓会でした。

知り合いがほとんどいない状態でしたが、参加して本当によかったです。

 

よくSNS等で

「まさか母校からの依頼で仕事をするとは思ってなかった。」

「こういう形で母校に貢献できるなんて。」

というのを目にしますが、まさに今回はそんな思いです。

 

ご縁に感謝♪♪

 

ちなみにTest My Siteでテストしてみたところ、

読み込み時間:3秒(特に良好)

訪問者の推定離脱率 (読み込み時間の長さによる):低い

というまずまずの結果でした。

 

コンテンツも増やしていきながら、九州の同窓生が集うメディアの一つとして発信していきたいと思います。

 

Test My Siteの使い方については下記の記事をご覧ください。

masakey-h.hatenablog.com

ウェブ解析士から見たウェブコンサルティング〜全体像〜

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本記事ではウェブコンサルティングの全体像について書きます。

 

まずウェブ解析士として大事なことは

単にウェブサイトを改善するのではなく、その企業をどうすればよくできるのか、どうすればお客様はその企業を大好きになってくれるのかの目的意識をもってビジネスを改善していく」

という視点です。

 

ウェブ解析士というとHPを診断する人と思われがちですが、

実際に行っている仕事は企業のビジネス全体までしっかり把握しその上でPDCAを回していきます。

これが一番伝えたいポイントですね!

 

では、具体的にどうしていくかという大きく分けて4つのステップがあります。

 

①事業の情報収集

②全体の集客構造を知る

③ウェブの構造を知る

④正しいデータを得るツールの設定をする



①事業の情報収集

いきなりHPを見るのではなく、まずはしっかりをお客様を理解すること、これがまずすることですね。

 

 ・ビジョン、目標

 ・ビジネスモデル、プロダクト

 ・コンバージョンはどんな手段があるのか

 ・コンバージョン後収益を得るまでにどのようなプロセスがあるか

 ・今までの顧客獲得方法

 ・今どのようなチャレンジをしているのか

 ・何が課題なのか

 ・競合

 ・ユーザー像、サイト活用度、リピート率

 

 ※マーケティングや事業の状況を把握するために組織とウェブ解析担当との人間関係や情報が伝わるフローが大事になってきます。

②全体の集客構造を知る

①での「今までの顧客獲得方法」をより詳しく理解していきます。

 

 ウェブ

 ・いつメールマガジンを配信しているか

 ・リスティングはどう運用されているか

 

 ウェブ以外

 ・DMやチラシなどの紙媒体の発行頻度、発行量、売上への貢献度

 ・広報活動はどのように行われているか

 ・広告宣伝はどのような頻度で何を行っているか、成果はどの程度あるか

 

※何をいつ実施したかの情報をもらえるようにすることが大事になります。

 

③ウェブの構造を知る

ここでようやくサイトを見ていきます。

 

 ・サイトフロー

 ・リンクの構造

 ・ユーザビリティ

 ・ウェブサイトは想いを伝えるためにどんな役割を果たしているか

 

 ※ウェブサイトのディレクトリの構造に注意

 ※システムの仕組みやパラメータの動きの把握が大事になります。

 

④正しいデータを得るツールの設定をする

ここまでの流れで

その企業が何をビジョンとしているのか、そのためにサイトはどういう役割を担っているのかを理解することができたので、それらの指標となるコンバージョンを設定していきます。

新たに設定が必要な項目も出てくるでしょう。

 

 ・排除IP設定:企業が接続する時に使用するIPアドレスを登録

   (任意のブラウザのアクセスをカウントしない設定ができる広告効果測定ツールも)

 ・コンバージョンの設定



まとめますと本記事で言いたかったことは

・ウェブ解析は事業の改善に生かすことが役割

・ウェブから得られるものはお客様の声

の2点です。


どうすればお客様はその企業を大好きになってくれるのか」の視点を大事にしてください。

SEOで押さえておくべき4つのポイント

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SEOが大事と言われて久しいですが

具体的にどう考えれば良いのか、

どのポイントを見れば良いのか、

どう対策すれば良いのかわからない方もいるでしょう。

 

そこで、今回はSEOのプロから聞いた押さえておくべきポイントを紹介します。

 

とその前にSEOにかかわらずWEBにおいて大事なポイントをお伝えします。

 

「高品質なサイトが、より上位に表示」

それは、

検索ユーザーにとって「価値のあるオリジナルコンテンツの質」が求められている

ということですね。

これはあらゆるビジネスに言えることではありますが、WEBではその重要性は特に高いです。

 

実際にGoogleは今年2月に下記を発表し、まとめサイトの検索順位を下げるアルゴリズムに変更しました。

今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

 

高品質なサイト=ユーザーにとって価値のあるオリジナルコンテンツの質を提供しているサイトというわけですね。

 

では、このことを意識した上でSEOでの大事なポイントを見ていきましょう。

 

1. 検索クエリタイプと自社のコンテンツをマッチさせる

検索キーワードのことを検索クエリと呼びます。

その検索クエリには下記の3つのタイプがあり、それを自社コンテンツにしっかり合わせましょう!というのが1つ目のポイントです。

 

検索クエリタイプ 

①Doクエリ:アクションを起こすキーワード(購入、登録、ダウンロード等)

②Knowクエリ:知識やノウハウを探すキーワード

③Goクエリ:特定のブランドやサイトにいくキーワード

 

これにより引き起こされる問題が「LPズレによる評価分散」です。

(※LP:ユーザーが検索しクリックして訪問した最初のページ。ランディングページの略)

具体的には

・キーワードマッピングの戦略がなく LPがマッチしていない

・キーワードに対する自社のコンテンツが複数マッチして定まらない

などが挙げられます。

 

対策としては、

「丁寧に検索クエリにマッチしたコンテンツに修正・調整する」ことを地道にやっていきましょう。

 

2. 順位は変動するもの。大きく見る

2つ目は「検索順位は変動するもの。大きく見る」です。

日々の順位の上下で一喜一憂するのではなく、1週間、1ヶ月と大きく見ていきましょう。

 

その際に下記の2点が重要になります。

・必ず競合と合わせて見る

・一時的か評価が変化したかを見極める

 

これは事例を分けて説明します。

 

事例1:順位が下がり続けている場合

・順位が変動した場合は「競合サイト」と合わせて確認し、全体が動いているのか、自社だけが動いているのかを確認する

・他社が上がり、自社が下がっているなど明らかに評価が入れ替わっている場合は対策を行う必要がある

 

事例2:評価分散シグナル(自社だけ下落、または停滞している)

・評価分散シグナルの発生により下落、停滞しているのかを見極める。

・評価分散しているページを確認し、検索結果に表示させるべきページがクエリに対してしっかり区別、認識できるよう対策する。

・この場合はタイトルを最適化やコンテンツの評価を1ページに集中させることが対策となります。

 

3. 競合比較から自社分析を行う

競合サイトとの比較をする必要性は大きく2つあります。

 

必要性1:順位チェックは競合と合わせて見ることで検索エンジンからの評価バランスを読み取る

→自社だけのデータを追っていても、 評価の判断ができない

 

必要性2:自社と競合の強み・弱みを把握する

→競合の強いキーワード群、自社の弱いキーワード群をチェックし、差がついているポイントを対策する。これが全体の評価底上げにつながります。

4. ローカル検索の理解

ローカル検索とはキーワードによってユーザーの検索している地域の情報が考慮され、検索結果に反映される仕組みです。

つまり、サイト管理者がチェックしている順位と、ユーザーが検索した順位と異なっている場合があるのです。

 

下記が特に影響のあるキーワードカテゴリになります。

  • 飲食店(居酒屋、レストラン、カフェ、ラーメン店など)
  • 教育施設(塾、カルチャーセンター、英会話、パソコンスクールなど)
  • 医療施設(病院、眼科、耳鼻科、歯科、整骨院など)
  • 地域に密着する店舗(美容院、ネイルサロン、スーパーマーケット、クリーニングなど)
  • 士業(弁護士、税理士など)
  • 地域で緊急対応が必要な業態(鍵修理、水のトラブルなど)
  • 地域名で検索されるポータルサイト(不動産、人材・求人ポータルなど)

 

この4つ目は複数の地域でのサイトを運用されている方向けですが、とても大切な視点ですので是非とも頭に入れておいてください。

 

まとめ

かなり長くなりましたら、まとめると下記になります。

 

  • LPズレを調整する(検索クエリタイプを意識する)
  • 順位の変化は必ず競合と合わせて見る
  • 自社にネガティブな変動パターンを読み取る
  • 競合の強み・自社の弱みを把握し、コンテンツの強化に繋げる
  • 下層ページの評価を上げ、トップページの順位を上げていく

 

一つ一つ地道な作業ではありますが、WEBにおいてはどれも大事なポイントです!

できるところからで構いませんので、是非とも実践してみてください。

 

以上、SEOで押さえておくべき4つのポイントでした。

Twitter ビジネス活用の基礎

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少し前にTwitter広告についての勉強会に参加したので、その内容を簡単にまとめてみました。

 

Twitterの概要

・利用者の半数以上は30歳以上

・男女比はほぼ50%

スマホサービスで2位の使用時間(1位はメッセンジャー

・検索機能としての31%を占める(混雑状況、交通機関の遅延など)

TwitterユーザーのEC購入率はノンユーザーの2.5倍

・購入商品

 ①食品・飲食

 ②ホビー

 ③エンタメコンテンツ

 ④ゲーム

 ⑤IT製品

 →感想を知りたい商品。ぱっと見製品がわかりにくい製品が多い

・3人に2人が企業のツイートをリツイートしたことある

 →企業、個人に関係なく、内容に興味あればリツイートされる

 

運用の基礎

○人の姿が見えることが大事

・ツイートネタは雑談がよい

・表現はカジュアル、敬語でなくても良い

 

○見られる場所は上部と動画

よく見られる場所は下記の4項目

・アイコン

・アカウント名

・1行目

・動画

 

○対策

・1行目+画像:1秒で共感されるもの

・2行目以降:商品+サービスの訴求

・締め:何をして欲しいのか、リンク先にあるものを入れる

・アカウント名を一時的に変えるのも有効

・投票カード(ユーザーには結果を知る楽しみがあるため、意外と使える)

・絵文字:読みやすくなる

・改行:縦に長くなるため、目に止まる範囲を広げる

ハッシュタグは2つ以内が良い

 

○動画ツイート

・冒頭3秒で人かロゴを入れる

・言いたいことは早めに(多くの人は最後まで見ない)

・無言でわかる(電車内で見ることもあるため)

 

使えるツール

Twitterアナリティクス:エンゲージメント率、インプレッションをみる

 

 Twitterアナリティクス

 

フォロワーの増やし方

・人気キーワードを使う

・ユーザー属性を知る

・フォロー返し:ミュート、表示しないも使う

・広告

・うまくいったツイートを分析して、強みを強化

 

広告

フォロワー以外に、狙った層に、ツイートっぽく届けられることが利点

・1000円から出稿可能

・クリック課金

・上限設定可

・金額が高い方がインプレッションが多くなる

・費用:自社の次の企業の設定金額+1円

リツイート後のクリックは無料

 →リツイートされやすい広告をつくる、工夫次第でよくなる(例:フォロー、リツイートキャンペーン)

・領収書:PDFでダウンロードできる

・リターゲティング可

・エリア設定

・デバイス設定

・見積もり:必要アクセス数×クリック単価で考える

・広告アカウントを作ると、ウェブサイトカード(画像にリンクを貼れる)が普通のTツイートで使えるようになる

 

ざっとですが、運用する上での基礎をまとめてみました。

一つ一つの項目については今後きちんと書いていきたいと思います。

Test My Siteでモバイルサイトをチェックしよう

世界中でスマホの普及率が急速に高まっているため、モバイルサイトの評価がとても重要になってきています。

Googleもモバイルファーストインデックスを発表しているので、その動きはますます進んでいくでしょう。

 

モバイルファーストインデックスとは、これまで検索エンジンがパソコンサイトの内容をもとにコンテンツの質を評価していたのを一変させ、スマートフォンサイトを評価の主軸にして評価しインデックスするという方針転換のこと。

 

スマホの普及により、ユーザーの行動や反応はこれまでと異なり、

①即行動

②高い期待値

③早く決めたい

 

といったスピードを求めるように変化しています。

 

これらのニーズに応えるには、

①見つけてもらう(タイミングを捉える)

②役に立つサイトになる(利便性を高める)

③早いスピードで

の3点が大事になってきます。

 

これを裏付けるものとして、

①見つけてもらう(タイミングを捉える)

・3人に1人が必要な時に必要な情報をくれたところに購入を決める

・消費者はブランドにこだわっていない

 

②役に立つサイトになる(利便性を高める)

・ユーザーはいつも使える情報を得ているサイトから購入する

 

③早いスピードで

・40%の人が3秒で離れる。不満足なサイトには20%の人が戻ってこない

 

というデータがあります。(Google発表)

 

必要な時に必要な情報を早いスピードで提供することが特に大事になってくるんですねー。

 

スピードと言われてもどう対応したら良いの?となる方もいるかもしれません。

 

そんな時はまず、Test My Siteを利用してみてください。

Googleが提供してる「モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンスをテストする」サービスです。無料で使えます。

 

Test My Site

 

使い方は超簡単!!

テストしたいサイトのURLを貼り付けるだけ。アカウント作成やメールアドレスの登録も必要ありません。

 

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これを使えば、

・読み込み速度

・訪問者の推定離脱率

を評価してくれます。約1分で終わります。

 

さらにレポート機能を使えば、より詳細な項目についての評価も見ることができます。

ただレポートはメールで送られてくるため、メールアドレスを記載する必要はあります。

 

自社のモバイルサイトの現状を知りたい方は、まずは試してみましょう!

 

ちなみに弊社もテストしてみたところ、

・読み込み速度: 4秒(良好)

・訪問者の推定離脱率:10%

という結果でした(^^)

【伝え方が9割】

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佐々木圭一著「伝え方が9割」をやっと読むことができた。

友達から「すごくいい」と紹介してもらって、ずっと気になっていた1冊。

読み終わった感想は、「とてもよかった!」

たくさんの学びがあった。

「伝え方」は誰もが必要とするスキルであり、きちんと学べるスキルでもあることが明確になる内容だった。

 

今回はこの本からの学び、伝え方のスキルを整理してみようと思う。

 

人生は、小さいものから大きいものまで、伝え方で変わる

コトバの力だけで突破する

最も深く刺さった2つのメッセージ。

 

人生は伝え方で変わる。

そして、その伝え方は学べるものであり、トレーニング次第でどれだけでも向上させることができる。

 

ものやお金でつるのではなく、コトバの力だけで相手の気持ちを変化させることが相手にとっても自分にとっても最善である。

 

 

では、どうやって具体的に伝え方を磨いていくのか。

早速みてみよう!

 

「ノー」を「イエス」に変える技術

 

まずは「ノー」を「イエス」に変える3ステップ。

 

①自分の頭の中をそのままコトバにしない

 

②相手の頭の中を想像する

お願いに相手がどう考えるか、ふだん相手は何を考えているか、相手の頭の中を想像する

 

③相手のメリットと一致するお願いをつくる

大切なのは相手の文脈でつくること。

お願いを相手に「イエス」となるものにする。

結果的にあなたの求ていることが達成できればよい。

「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行かない?」

 

思いついたことをそのまますぐに言うのではなく、

できる限り相手の視点になって、

相手にとってメリットとなる内容にしよう。

 

「イエス」に変える7つの切り口

 

「イエス」と言ってもらえる可能性を高めるための7つの視点。

 

①相手の好きなこと

「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」

「後方のお客様、お時間がかかってしまうので、ごゆっくりお支度ください。」

 

②嫌いなこと回避

「こちら嫌いでしょ、だからやらない選択をしましょう。」

「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます。」

 

③選択の自由

2つ以上の相手の好きなことを並べることで、相手が前向きに選べるようにする。

自信があっても複数案出すことがよいとのこと。

「A案とB案がありますが、どちらが良いですか?」

人は決断が得意ではないが、2つ選択肢があるときの比較が得意。

比較自体は決断ではないが、「こちらが良い」と言ってしまうと決断したように錯覚するため、そこを活かす方法。

 

④認められたい欲

「君の企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」

認めているコトバから始まっていることで、めんどくさいこともやってみようとする気持ちが生まれる。

気にしているよと認められたい欲を満たしてあげる。

 

⑤あなた限定

「他の人が来なくても、斎藤さんだけは来て欲しいんです。」

 

⑥チームワーク化

「一緒に勉強しよう」

お願いを相手任せにするのではなく、一緒にやりましょうとあなたと相手をチームワーク化する。人はひとりだったらしないことをするようになる。

ただ、この場合は自分も動くことが前提となる。

 

⑦感謝

「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか?」

 

強いコトバをつくる5つの技術

強いコトバとは、「心を動かすエネルギーのあるコトバ」と筆者は定義している。

具体的にはコトバに高低差をつくることで強いコトバを作り出している。

その5つの方法が紹介されている。

 

①サプライズ法

驚きワードを作る:

語尾に「!」

「びっくり、〜」「そうだ、〜」「ほら、〜」「実は、〜」「すごい、〜」「信じられない、〜」「あ、〜」

 ❶伝えたいコトバを決める

 ❷適したサプライズワードを入れる

 

②ギャップ法

スタート地点を下げ、言いたい意味にギャップをつくる。

 ❶最も伝えたいコトバを決める

 ❷伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる

 ❸前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める

 

③赤裸々法

コトバに体温を感じさせ、ときに詩人のようなニュアンスを作り出すことのできる方法。

自分の肌感覚に素直になる方法。ありのままコトバにする。

 ❶最も伝えたいコトバを決める

 ❷自分のカラダの反応を赤裸々にコトバにする:普段口にしないたぐいのコトバであること

 ❸赤裸々ワードを伝えたいコトバの前に入れる

 

④リピート法

相手の記憶に刷り込み、感情をのせる技術。

 ❶伝えたいコトバを決める

 ❷繰り返す

 

⑤クライマックス法

「これだけは覚えて欲しいのですが、〜(伝えたい話)」

「ここだけの話ですが、〜」

「他では話さないのですが、〜」

「誰にも言わないでくださいね、〜」

「これだけは忘れないでください、〜」

「一言だけ付け加えますと、〜」

「ワンポイント・アドバイスですが、〜」

「3つのコツがあります。1つ目は〜」

 ❶いきなり伝えたい話をしない

 ❷クライマックスワードから始める

 

伝え方は相手への愛情を表現する技術

相手のことを考えて何かを伝える時、

どれほど相手のことを深く考えることができるのか、

どれだけ相手の心に思いを馳せることができるのか。

伝えるとは、まさに相手へ愛情を表現することと等しい行為と言える。

 

族、友達、同僚、部下、上司、お客さん、初めて会う人、、、

すべての人に何かを伝える時に、どれだけ相手に対して愛情を持つことができるのか。

 

「伝え方」という切り口から、僕自身のあり方を考えさせられた1冊だった。

【はじめてでもよくわかる! デジタルマーケティング集中講義】

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このゴールデンウイークに押切孝雄著「はじめてでもよくわかる! デジタルマーケティング集中講義」を読みました。

マーケティングの基礎やITを取り巻く現在のトレンドについてわかりやすくまとめられていました!

 

一つ一つの細かい内容(IoTやシェアリングエコノミー、コンテンツマーケティングなど)も面白かったのですが、

「今がどういう時代なのか」

「これからどういう時代に向かっていくのか」

という大局観の説明がわかりやすかったので、今回まとめてみたいと思います。

 

デジタルマーケティングとは何か

まずマーケティングについてですが、

マーケティングとは、顧客満足度を高めた上で「売れる仕組みをつくる」こと

と本書では定義しています。

ですので、

デジタルマーケティングとは、顧客満足度を高めた上で「デジタル技術を活用して売れる仕組みをつくる」こと

 となります。

同様に、

Webマーケティングとは、顧客満足度を高めた上で「Webを活用して売れる仕組みをつくる」こと

 となります。

 

細かい定義については人によって変わってきますが、

マーケティング=売れる仕組みをつくること

というのはわかりやすいです。

 

最近ではパソコンやスマートフォンだけでなく、いろんなモノがインターネットにつながるようになりました。そのインターネットにつながったデジタル機器をも活用したマーケティングをデジタル・マーケティングと呼ぶんですね!

 

「人間」が判断を下す第4次産業革命

現在は第4次産業革命にあると押切氏は言います。

第4次産業革命では、クラウド人工知能(AI)により情報が集められ分析されます。そして、最終的な判断は人間が下します。

 

IoTやAI、ビッグデータ、スマートロボットといった最近よく聞くこれらのキーワードは第4次産業革命にあたるとのことです。

 

今が第4次産業革命ということは、当然第1次産業革命〜第3次産業革命もあります。

簡単にみてみましょう。

 

第1次産業革命

 動力が石炭による蒸気機関が中心の革命。1760年代にイギリスで始まった。

 

○第2次産業革命

 動力が石油による電気エネルギーで大量生産を可能にした革命。1870年代にアメリカを中心に始まった。

 

○第3次産業革命

 電子機器、ITなどの情報通信産業が牽引した革命。Windows95のようにインターネットにつながるパソコンが発売された。

 

「コンピュータ」が最終的な判断をする第5次産業革命

現在が第4次産業革命の時代ということは、さらにその先もあります。

押切氏によると、

第5次産業革命とは、最終的な判断も人ではなく、コンピュータができるようになることです。

 

とのことです。

 

要はAI(コンピュータ)が人間よりも賢くなり、人間より合理的な判断を下すことができるようになっていくんですね。

 

ちなみにこのことは正式にはシンギュラリティ(技術的特異点と言われています。

技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語:Technological Singularity)、またはシンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事。


このシンギュラリティに到達すると、AIが人間の思考力を上回っているため、人間には想像できません。

AIがなぜその結論を出したのか、人間には理解できなくなってしまいます。

シンギュラリティの提唱者のレイ・カーツワイル氏によると、だいたい2045年頃に訪れると言われています。

 

先進テクノロジのハイプ・サイクル:2016年

これからの時代のテクノロジーはどうなっていくのでしょうか?

 

それをわかりやすく表した図があります。

アメリカの調査会社ガートナーが発表した「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2016年」です。

ハイプサイクルとは、主にIT関連で話題となる新技術がの認知度や期待度が、時間経過と共にどのように変化していくかを表した図のことである。調査会社ガートナーによって考案された。

 

下記がハイプ・サイクルの図です

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(出典:https://www.gartner.co.jp/research/methodologies/research_hype.php

 

ハイプ・サイクルでこれからのテクノロジーを表したのが「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2016年」です。

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(出典:https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20160825-01.html

 

テクノロジーの現実感が増してくる「幻滅期」「啓蒙活動期」には拡張現実や仮想現実といった比較的馴染みのあるワードになります。

 

逆にテクノロジーが生まれたばかりの「黎明期」では、聞いたことのないワードもあります。

「黎明期」にあるテクノロジーが今後どうなっていくのか要注目です。

 

以上が、

テクノロジーからみた「今がどういう時代なのか」「これからどういう時代に向かっていくのか」のまとめになります。

技術革新のスピードはこれからますますあがっていくので、私自身も最新の情報を追っていきたいと思います。